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18/11/2021

商船三井は18日、所有する原油タンカーの海難事故を想定した緊急対応訓練を実施したと発表した。重大海難事故に備えた緊急対応体制の実効性を確認する狙い。在宅勤務が増えた現状を踏まえて、訓練内の社内会議や模擬記者会見にオンラインツールを活用し、関係各所との円滑な連携や情報共有の実践についても確認した。

訓練を通じて重大海難事故を疑似体験することで商船三井全体の安全意識を高めるとともに、重大な海難事故が発生した場合に必要な対応と情報伝達を的確に実施できるよう備える契機とした。商船三井は、訓練で培ったノウハウや新たに見つかった課題などを共有し改善することにより、万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備していく。

今回の訓練は、商船三井が所有する原油タンカーが、日本に向けて米国テキサス州コパスクリスティ港で原油を積載した後、コパスクリスティ湾内航路にて座礁したと想定。メキシコ湾とコパスクリスティ湾の出入口航路を封鎖し他船の出入湾を妨げているとの第一報を受けて、本社内に重大海難対策本部を立ち上げたとの設定で、緊急対応を確認した。

オンラインツールを用いた会議とし、事故発生から記者会見に至るまでの過程を訓練することで、緊急時に行うべき報告・連絡等のプロセスを再確認し、関係各所との連携と情報共有が円滑に実践できるかをチェックした。重大海難対策本部では、収集した情報をもとに船主、運航者として取るべき対応について協議。緊急対応体制を確認のうえでオンラインでの模擬記者会見を実施した。